ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルみたいにSpotifyから消えていく人達の姿勢はそれはそれで立派だと思う。一方で、あれ? 急にサードアルバム以降の作品もSpotifyで聴けるようになってるじゃん! っていうジョン・サイモン。いやー、嬉しいな❤
John Simonは本質的にはプロデューサーなんだろう。トータルで音楽をとらえているので、アレンジも、プロデュースするミュージシャンたちのことも、俯瞰してみている。それはソロ・アルバムにおいても同様で、自身の細い声質を活かせる曲とアレンジをほどこしたうえで、船乗りの悲哀と粋をぼそぼそと歌ってみせる。ああ、格好いいなあ。