日本経済が漂流する時代に成長した、「人財」という概念。それは組織の生き残りを賭け、労働者の雇用と、「どれだけ業務に役立つか」という功利的視点とを両立させたい 、企業側の「選民主義」を象徴しているように思えます。p34
各誌で説かれる「人財」像
は、「メシア(救世主) 待望論」とも言うべき願望を、少なからず伴うように思えます。
だからこそ、「必ずしも労働者本位で使われてきた言葉ではない」点に留意が必要でしょう。
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神戸 郁人 - うさんくさい「啓発」の言葉 人"財"って誰のことですか? より