沖縄民謡風ポップス、琉球太鼓っぽいフレーズも面白い!実際に石垣島にて作られたという。
歌詞には大きく分けて2つの種類があると思います。一つは意味のあるもの。もう一つは意味のないもの。前者はその内容が重要ですが、後者は響きやメロディとの相性等の「雰囲気」が重視されます。例えばウディガスリー等のプロテストソングは前者で、井上陽水さんの幾つかの作品は後者です。この歌は歌詞の意味が全く不明です。でも踊れるsambaです。
循環コードのsamba。
結構王道な感じのアレンジだけどシンプルで良い。
僕はこの曲に先程のモトリーのlooks that killを感じます。ジャンルとしては対照的だけど。
ボサノバって言葉から連想する曲そのまんまの雰囲気。夏、海、砂浜、カフェ、ボサノバみたいに。
インディーラテンロックって感じ。
往年の名女優マレーネ・ディートリッヒの伝記からインスパイアされた曲。
カエターノっぽくもあり、ブラジルの香りは控えめに、でもなんだか色々と混ざった感じが面白い。
ボサノバのリズムなんだけど、ちょっとスカにも通じる疾走感というか軽快感を感じてしまう。
sambaって言うとマツケンサンバ(古い)やお嫁サンバ(更に古い)じゃないけど、何となくユーモラスなイメージです。でもこれはクールなラテンロックって感じです。歌詞もジム・モリソンが蘇ってライブしながら観客をペールラシェーズに引き摺り込むという内容ですし…やっぱりユーモラスですね。
新横浜でのライブです。
「オペラ座の怪人」と「美女と野獣」を足して2で割った様な歌詞とフルートが切ないです。
ボサノバなんだけどアルゼンチンタンゴの様な哀愁も感じさせる雰囲気と日本人離れしたメロディラインは一聴の価値ありです。
クラーベとサンバのリズムが交互に現れ、そこに低くて澄んだ歌声が乗ってきて、ストーリー性のあるボサノバになっています。
まるでレイモンド・カーヴァーの短編の様な日常なんだけどちょっと変わった状況を描いた歌詞と美しいメロディが最高のボサノバポップ!
この曲のメロディを聴いていると、純文学の小説の朗読を聴いている様な気分になります。歌詞は英詞なのに、縦書の文章の様に感じるんです。それは多分メロディの一つ一つのセンテンスが短くてまるで句読点が打ってあるかのようだからだと思います。太宰の様に退廃的に。とにかく美しいです。
リズム的にはボッサ/サンバですが、所謂癒し系ボッサとは真逆のMPBという感じです。コード的にもminor9thを多用し、クールな雰囲気を醸し出しています。