Franco Battiato
- Franco Battiatoの73年作。 昨日投稿した81年作は完全無欠のポップアルバムですが、70年代の彼は実験的な電子音楽家でした。 で、これがアヴァンギャルドと思いきや、Steve ReichとAshraの中間みたいな催眠的かつミニマルな電子音をしていて、私にとってはとても聴きやすい逸品でした。 この曲でのビブラフォンの反復なんかは後のポップ作品でも洗練された形で再出していて、不思議な浮世離れ感につながっていました。 余談ですが、この人を知ったきっかけはChat-GPTで、Caetano Velosoの最高傑作議論をした上で、彼に比肩するアーティストを尋ねたところ教えてくれました。
- イタリア人SSW、Franco Battiatoの81年作。 イタリア史上初のミリオンセラーアルバム。つまり井上陽水の"氷の世界"的な化け物作品にあたります。クールなジャケが最高。 シンセポップ的作風で、シンプルなリズムと歌謡的なメロディ、本人の甘く気怠げな歌の組み合わせがとてもキャッチー。そして、随所で効きまくる変幻自在なアレンジが中毒性を高めていて、最近はこればかり聴いています。 冒頭のこの曲は、ドラムが止まって歌とストリングスだけになるパートが特に美しく、風も動かない完璧に孤独な渚に浸る瞬間が描かれています。そして、またドラムのシンプルなビートが戻ってくるところも爽快です。