小坂忠さんの歌も細野さんの曲も松本隆さんの言葉のチョイスも全てが好き
天国に行けたら小坂忠さんにお会いしたい
至る所で細野さんも一緒に歌っていたりするので、細野マニアは必聴の作品。作品としては、はっぴいえんどに近い、牧歌的なサウンドが多い。小坂忠の歌声も素晴らしい。でもなんといっても「ありがとう」が歌詞が素敵。ありがとう、きみのきまぐれに、でたらめに、嘘っぱちに、薄笑いに、忠告にありがとうって、もう絶対に嫌味いわれていてそれでも「ありがとう」と返す。だから大地にように受け入れる「振り」するのよ。もう日本社会に対する壮絶な皮肉ソング。日本人がホスピリティが高いわけないじゃん。お客様は神様ですということにして、労働者を奴隷のように扱っているだけ。日本人はいじめ大好きスパイト民族。それでも受け入れるしかない
内容に対して曲は明るくて爽やかなのが良い
#シティポップの基本がこの100枚でわかる!
小坂忠『モーニング』(1977)
また一人、日本音楽界を支えたシンガーが亡くなった。
細野晴臣や松本隆らとエイプリル・フールを結成し、ティン・パン・アレイが彼をヴォーカルとして迎えてアルバム作成をするなど、巨匠が惚れた逸材だったことがわかる。
この曲も作詞作曲は細野晴臣。
天国でもこの曲を歌ってたらいいな。
彼氏が待ってるぜ 行きなよ ベイビイ
去年の風街オデッセイでは、とても病気を患っているように思えない力強いステージでした。
ご冥福をお祈りします。
小坂忠はこの曲のあたりでミュージカルに出演したところから、バンドサウンドから離れていき、そしてクリスチャンになりゴスペル歌手になり今も活動しているんだと。自分が言うのもなんだけど、人生ってホントなんでもありなんだな…