ワシントンD.C.で結成されたインディーロックバンド・Lilysが93年に発表したミニアルバムより。90年代特有の焦燥感を抱えながら疾走し、薄汚れたグランジとエバーグリーンなギターポップが同時に鳴っている。これが本当のオルタナディブロック。
133日目。
ものすごく古めかしい音ですが90'sバンドです。
よくシューゲイザーのカテゴリーで出てくるアーティストだけど
この曲の入っているアルバムに関しては完全に60年代のバンドサウンドですね。
この時期のLilysも良かった。
96年の作だけど、まんま「Younger Than〜」あたりのByrdsか60年代後半のKinksってところの音。このバンドも「あの時代の音空間」に拘りがあって、
確か、きめの粗いサウンドを得るために、録音したものをわざわざ衛星に送って、戻ってきたサウンドをCD化したんだったと思う。
ただ彼らの場合、気が多いのか、突如アナログシンセがビョンビョンのダンスミュージックもどきのアルバムを出したり、「真正オールドフリーク」と言うより「真正オルタナティブ」といったレッテルの方が合うかもしれない。