Flower Travellin' Band

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Flower Travellin' Band Satori Part II for A1bed069

#TSUTAYAこれは聴いておきたい不滅の名盤
#Jポップを創ったアルバム19661995
FLOWER TRAVELLIN' BAND『SATORI』(1971)

ジャパニーズロックとして海外の音楽シーンに一石を投じた金字塔的1枚。
自然とエキゾチックなサウンドも混じっているのが日本のバンドとしてのアイデンティティかもしれない。
はっぴいえんどとはまた違ったアプローチの作品で、日本の音楽が進化を遂げていった。

Flower Travellin' Band UNAWARE for JIN1023

Flower Travellin' Bandは自分が昔よくコピーしてたバンドということもあり、ここでも既に何曲か投稿している。
特にこの曲が入ってる3rdアルバム『Made In Japan』からはたくさんコピーしていて、自分はボーカルとして沢山歌ってた。
そんな中でバンドとしてやり辛いということでカバーしなかったのがこの曲。
これを歌おうとしてたらかなり手こずっただろうなあ。
最初は低音で歌ってるけど、2コーラス目からは1オクターブ上げて異常な域でのハイトーンで歌っている。
ジョー山中恐るべし。
それでいて誤魔化しの効かない隙間のある音空間。
哀愁たっぷりのダークな曲調。
凄まじい爆発力。

Flower Travellin' Band SATORI PART 3 for indwelling

これも

Flower Travellin' Band KAMIKAZE for JIN1023

Flower Travellin' Bandを昔バンドでコピーをしていて自分が一番歌いこなせていなかったのがこの曲。
当時はこの一番高いところの声を上手く出せるスキルが無かったので、今のスキルでやり直したくなる。笑
FTBは再結成して、2008年になんばHatchでLIVEを観てる。
まさか生で観られる日が来るとは思ってもみなかったなあ。
ただこの時は昔の曲をほとんどやらず残念。
再結成時の曲って正直パッとしないものが多くて全然印象に残ってないんだけど、ジョー山中さんのボーカリストとしての歌唱力と貫禄は流石。
LIVE後、ステージまで駆け寄ったお客さん達と気さくに握手を交わしてたのが印象的。

Flower Travellin' Band HIROSHIMA for JIN1023

毎年、8/6はこの曲を聴く。
以前、Flower Travellin' Bandの『SATORI PART 1』を投稿した時に、昔、バンドでコピーをしてた話を書いたけど、この曲もコピーして何度も人前で歌ってた。
英語なんだけど、和風な節回しがあるという。笑
しかもめちゃめちゃハイトーンで。
内容が内容なので笑ってる場合ではないんだけど、アウトロが何じゃそりゃ?っていうコミカルなフレーズで終わったり。
元々はインストの『SATORI PART 3』で、それに歌詞を乗せた感じになる。
またアルバム『MAKE UP』には24分51秒ものプログレの様相を呈したLIVEバージョンが収録されている。

Flower Travellin' Band SATORI PART 1 for JIN1023

バンドを始めていろいろコピーしてるうちにメンバーのギターがこの曲を持ってきた。
初めて聴いた時ぶっ飛んだ。
Led Zeppelinの『移民の歌』さながらのハイトーンボイスの雄叫び、Black Sabbathのようなおどろおどろしいフレーズ。
そこに仏教的な世界観、何よりめちゃめちゃカッコイイリフに痺れた。
低音と高音の振り幅が異常。
ボーカルはジョー山中で、この人こんなに凄かったんだと舌を巻いた。
これがFlower Travellin' Bandとの出会い。
70年代に日本でいち早く海外進出を果たしたバンドだと知った。
これはコピーのやり甲斐があるとゾクゾクした。
今の方が声出るけどね。笑

Flower Travellin' Band Satori Part II for azukiog

内田裕也プロデュース。いわゆるジャパニーズ・ロック黎明期に於ける必聴盤。海外で人気が高いのも頷ける極めてハイ・クオリティな演奏技術である。

当時流行っていたレッド・ツェッペリンとかブラック・サバスといったハード・ロックの亜流なのだが、微妙にサウンドが異なり東洋異国趣味を全面に出した諸行無常感、或いは色即是空感が特徴。

故・ジョー山中氏による未来原始人的な雄叫びがどこかCANなどのクラウト・ロックにも近いアプローチ。全体的に抑揚の無い雰囲気が却ってイビツさに拍車を掛ける。現代音楽スレスレの感じがいま聴いてもスゴイ威力だ。