浮遊感とはまさにこのことじゃないだろうか。複雑なハーモニー、少し低めのチューニング、それをまとめ上げる、一貫した、それでいて奇妙なリフ(ぜひイントロを聴いてほしい!)。不思議なのにポップな曲。
先日、上田麗奈さんの1stライブ「Imagination Colors」に参加してきた。
声による表現力はこのアルバム聴いたときから絶対の信頼があったが、彼女の力はその信頼を遥かに超えてきた。曲中に表情は目まぐるしく変わり、時にステージ上でしゃがみこんでしまうなど全身を使ったパフォーマンスと、セット・演出が組み合わさったライブはまさに圧巻。目撃した者全員がその世界観に飲み込まれ、拍手を送ることもためらう程だった。
上田麗奈さん自身はあまり乗り気では無いようだが、自分のペースで良い。数年に一度でいいので何度でもこの方が作り上げる世界を見せて欲しい。そう心から願わずにはいられないライブだった。
やや民族調の音作りでしっとりとしていながら壮大さが感じられ、上田麗奈さんの曲の中で一番のお気に入りです。
オフタイムにアルコールやお茶やコーヒーとともに楽しみたい歌。繰り返されると軽さのあるボーカルでゆったりとした空気になる。
2016年リリース。唄 上田麗奈さん。作曲 田中秀和さん。