shinza
しん
音楽ならなんでも好き 20代
ピクシーズのフロントマン、フランシス・ブラックはこの曲について「日本のサラリーマンが車に乗って海に飛び込ぶ社会現象」がインスピレーションとインタビューで答えていた。
それを読み、"Wave of Mutilation"(四肢を引きちぎる怒濤の荒波)という題名にミスマッチな、不気味にも明るく、まるで海流に身を任せる心地よさを歌う詞の意味が少し腑に落ちた。
Mutilationという言葉は(自分から)切り離すという意味を持つ。インタビューを読み、ブラックは自死を「自らが抱えている憂慮に争うことをやめ、苦しみを自身から切り離し、自由になる行為」であると伝えようとしているのではないか感じた。
Scott Pilgrimの元ネタとなったバンドPlumtree、彼女らの1stアルバムに収録されている1曲。"Today is not my day. Tomorrow will be my day" とキャッチーなギターリフに乗せられて繰り返されるキュートなコーラスが素敵でほんと大好き。
色々うまく行かないときに聞くと前向きな気持ちにしてくれる。歌詞は意外と青春の無垢さや同調圧力の残酷さがモチーフになっていたりする。
Janet Jacksonの楽曲でインターポレーションとして扱われているJoni Mitchellの代表曲。
1970年代に多く題材とされた「自然保護」がテーマとして語られることが多いが、自分はこの曲が社会や政治への批判ではなく、「当たり前を尊ばない」人間の習性への嘆きの歌であると考える。
Joniの謳うparadise、そしてその喪失とは、ハワイのホテルから見えた自然破壊の光景であり、農薬を浴びせられる野菜であり、「私の彼を連れて行った大きな黄色いタクシー」でもある。
自分にとってのparadiseとはなんなのだろうか。そして、それを尊ぶ生き方をできているのだろうか。