ザ・なつやすみバンドの15年作。
慣れ親しんだ作品でも、鳥ジャケであることを忘れがちです。
アップテンポな曲もあるのに全般的に寂しさが漂うのは、「なつやすみ」という言葉自体が大人からすると追憶の対象だからで、基本的に歌の主語が今の自分だからなのだと思います。
特に後半はその感覚が強く、浜辺に独り佇むこの曲は、エモーショナルな中盤の盛り上がりとその後の凪いだ演奏が、風景と心象の静けさが際立たせています。
惣田紗希さんのアートワーク自体が当時を思い起こさせてくれる。いつかのなつやすみと10年前の本作。二重のノスタルジーが宿ります。
長雨に気を取られているうちに夏が終わりました。
#鳥ジャケ