Apollo_Mad
主に備忘録w
ローウェル・ジョージと言えばスライドギター。
この曲ではその魅力を存分に発揮している。
例えるなら、どこまでも青く澄んだ空を突き抜けて行くジェット機、そして後を追うようにゆっくりと消えていく飛行機雲…。
現実の時間や空間から解き放たれるような、実にスペイシーな音色だ。
奇しくも晩年の名演となってしまったのが残念でならない。
俺も死ぬまで諦めずに頑張るよローウェル。
オリジナルはキャロル・キングの在籍したThe City。
サビ終わりの三連符フレーズはこのカヴァーのオリジナル・アレンジで非常に印象的なフレーズなのだが、一体何の楽器を使っているのか門外漢の私には皆目見当が付かない。
同時期のサイケデリック・ムーヴメントにも呼応しているような実に幻想的な音色で、一度聴くと何度も頭の中で再生してしまう。
素晴らしいコーラス・ワークと共に全く色褪せることのない珠玉の音色だ。