すべてのロックファンにとってまさに世界が一変してしまったこの閉塞状況で、ここで歌われている気持ちは「あれ、これってオレのこと?」「ワタシと一緒!」と思えること間違いなし。さすがは「作詞家」加藤ひさい。
イヤホンのボリューム最大にしてもロックが足りない、そんな僕たちのモヤモヤしたやるせない気持ちを、ロックギターの象徴としてのマーシーに、部屋をライブハウスに変えてよ!と願いを込めるという歌詞の素晴らしさと言ったら。
そんな想いを、ロックンロールでありながらコレクターズらしいポップネスとの絶妙なバランスでまとめ上げるあたりは、もはやこだわりの職人技の域か。