移民系ラッパーMoment Joonの楽曲。もっと人気になって"スポットライト"を浴びたいという欲と、アーティストとして本当に表現したいことの狭間で揺れ動くさまがリリックから伝わる。
Moment Joonはまず強めのメッセージという印象で前のアルバムの所々に挟まれた本当の自分を曝け出すようなくだりにそりゃ相応の反動もあるかもねというどこか冷ややかな感覚を抱いていた。振れ幅の大きさに戸惑い、抵抗を感じていたと思う。けどこの曲ではその二面性が一つに昇華されて一曲のなかで共存しているのを感じた。こうして記録に残しておきたいくらい心を動かされた。
これも作り手のメッセージを取り違えてると感じつつも。こういうもどかしさなんだろうな。