願いが叶って良かった、でも本音はどうなんすかねぇ？
好ましく思う人たちが素敵なのは、その人に元から備わる魅力はもちろんのこと、その人に関わってる素敵な人たちの影響があると思う。
目まぐるしい毎日で心が折れそうになるけれど、せめて好ましい人たちは幸せであれとよく願う。
同時に、その人をその人たらしめる関わりを持つ人たちも幸せであってくれとも願う。
けれどこの世に「みんながハッピー！」「ウィンウィン！」なんてことは成立しないと幼い頃から知っている。
宇多田ヒカルも「誰かの願いが叶うことあの子が泣いてるよ」「みんなの願いは同時には叶わない」と書いているね。
若干21歳でみんなの願いは同時に叶わないと歌えるセンスに脱帽する、特に最後の歌詞の「小さな地球が回るほど優しさが身につく」という歌詞に聞くたびに凄いなと思う。
あと実写版のキャシャーンがとても好き、賛否両論あるだろうけど。
中学生の頃、昼休みクラスの女子で集まっては
映画やらマンガやら音楽やらの話をしていた。
ある日、「一番好きな宇多田ヒカルの曲」
の話になり、その頃花男リターンズや
ラストフレンズが流行っていたころだったので
Flavor of lifeとかPrisoner of love とか
ちょっと渋い子はAutomaticとかと答えて
盛り上がっていた。
そんな中一人だけこの曲と答えたやつがいた。
家に帰ってニコ動で聴き、この曲が一番好きだなんてなんて、この子の小さな地球はどんだけ速く回っているんだと思った。
その子は今中洲のバーでママをやっている。
やはり小さな地球の速度が速い。