ロンドンに着いて1週間が経った。あっという間の1週間だし、まだ1週間しか経ってないのかとも思う。軽いホームシックになっている。「この街にはまだ誰も頼れる人がいないんだ」って寂しくなってしまう。街が大き過ぎて自分がどこにいるのかわからなくなる。そんな気持ちを抱えて駅で動けない日があった。
久しぶりの朝日が射した今日。たまたま流れてきたのはこの曲。こんな曲があって良かった。これはニューヨークだけど。こういう曲を聴くたびに僕が憧れのために来て、今どこにいるのかちゃんとわかる気がするから。
ふと顔を見上げれば行き交う人々と赤いバス。自分と違う肌の色、言葉。
そう僕は今ロンドンにいるんだから。