そのあまりにもドリーミーで「夏」を喚起させるリゾート・ミュージック的な意味合いから、本作を「21世紀のロンバケ」と勝手に名付けた私。
ビーチ・ボーイズ、大滝詠一ファンは必聴。
ハイ・ラマズのキャリア集大成とも言える極上ポップス。流麗なストリングスに包み込まれたポスト・ロックの代表格と言うべき逸品。ヴォーカルは最小限に留め、ほぼインストゥルメンタルで構成されている辺りがまた粋。
夏に聴きたい曲は数あれど、ビーチ・ボーイズとこのバンドだけは欠かせない。カリフォルニア、ハワイ、沖縄ミュージック等々。そのトロピカルな旋律に思わずウットリしてしまう。遅過ぎた渋谷系という気もしなくはないが…。