この曲の秀逸なところは、聴き終わる頃には「……ウツリカワッテユクー」「……オキーザーリニー」のリフレインの応酬をしっかり脳内に残存させつつ、過程で、途中まで「ウツリカワッテユクー」は男声で、「オキーザーリニー」は女声で繰り返し印象付けておきながら、不意に「ウツリカワッテユクー」は女声に、「オキーザーリニー」は男声に現にウツリカワッテユクーけど、急な変化に脳はオキーザーリニーされてしまう変則的な構造を持ち、全体としては不思議な後聴感を感得せしめる点であり、わたしはこの現象に心囚われてしまうことを、「オキザリニー症候群」と名付けたのであった(ノω-)