去年の年末に読んだ「MPC IMPACT! テクノロジーから読み解くヒップホップ」という書籍は、ヒップホップの誕生から現在の音楽シーンの最前線まで上り詰めたヒストリーを、機材方面からフォーカスされたヒップホップの歴史教科書でした。
僕がタイトルにあるMPCときいて思い浮かぶ人物は、このギレルモスコットヘレンです。
ラップをズタズタに切り刻み、再構築していく手法(ボーカルチョップ)は、声という「音」もコラージュすることで新たなヒップホップの息吹となることを教えてくれました。
W・バロウズのカットアップをビートミュージックに落とし込み、多数のフォロワーを生み出した「エディットの魔術師」