孤独で多忙な専門学生生活で、疲弊していたときにたまに利用していた小さな珈琲店で流れていた。
隠れ家のようなそのお店は、当時の自分にとってはシェルターのようで、けれど、山の中に佇むちいさな山小屋のような居場所だった。ただ羽休めに、ただぼーっと佇むことを、そのお店の空気は許してくれる感覚がした。近くに小さな小川が流れているような音楽で包み込んでくれた。
なのでこの曲を、就活の面接の前に聴いて心を和らげていた。すると、この曲に山小屋の珈琲屋の記憶とともに、その時の緊張感が思い起こされるという複雑な思い出の曲となってしまった。
がはは