ビルボードで連続15週も1位を独走したアルバムだが、302週ものチャートインというのも後にピンク・フロイドの『狂気』に抜かれるまでの最高記録となった。
ヴェトナムでの泥沼の戦いに疲れ、ラヴ&ピースの共同幻想に疲れ、学生運動の狂騒に疲れ果てた"アメリカ"は、この頃、内省の時代を迎えていた。祭りは終わった、今は一人目を閉じて静かに自分自身のこと、身の回りのことを改めて考え直したい、と。そんな、時代の疲弊した空気が、ここに閉じ込められていた。人物と人間のつながり、愛、友情、といったことを極めてプライヴェートかつ慎ましやかな視点で述べた彼女の歌に、劇的なまでのリアリティと深味を与えたのだ。
もう遅すぎたって悲しいね
cd持ってたんだけど好きすぎてレコード探したな
今日で50周年!