鬱々としたバンドに傾倒した中学時代を通過して、高校の頃には、ポップであることが素直にかっこいいと思えるようになった。
SISTER JETは当時夢中になっていたバンドの1つだ。普遍的な詞に、分かりやすいメロ、甘いボーカル。それでいて、全然売れないところも好きだった。1人でいった渋谷チェルシーホテルでのワンマンが懐かしい。
今年で20周年を迎えた彼らは、Podcastでアルバムを振り返る配信をしている。それを聴くのが答え合わせみたいで楽しい。このアルバムは、彼らなりのJ-POPを志向していたという。いま聴いても捨て曲の無い名盤だと思う。