女呼んでブギ、じゃなくて反復コードブギ。ジョン・リー・フッカーのワン・アンド・オンリーな演奏が中毒症状に陥らせる独特のグルーヴ感を持った曲。
フォロワーがフォローし切れない…という意味に於いても戦後ブルース界の孤高のアーチストだった気がする。早すぎたヒル・カントリー・ブルースでありR&Rの始祖的存在。
最近ボブ・ディランの『テンペスト』を聴いてたら何気にこの人とかヒル・カントリー・ブルースのノリだな〜と気付いたのである。
要は同じ曲調の繰り返しで限りなくラップや現代音楽に近い。不必要なアレンジや手垢の付いてない初期のフッカーの演奏の方がアコースティックで好感の持てる作りである。文句無し。