どこにも属さず、属せない孤高のアーティストによる2014年リリース作。ネオソウル的でありながらも808を駆使したエレクトロR&Bでもある本作の中で、最もアンビエント色の強いスローナンバー。
808のダークで強烈なビートが支配し、Jesseの壊れるような神経質なファルセットが漂う。極端に音数は削り落とされ、深いエコーとリヴァーヴがかかった幽玄的で官能的な音世界。
Machinedrumによるビートは明確にJ Dilla以降に系譜していて、この曲ではDilla譲りのズレたクオンタイズ感覚をエレクトロビートに咀嚼解釈し、揺らぎのあるグルーヴを体現している。
アルバムはやや散漫だけど、良曲多し。