s/t (2007)
どうも自分は、遊園地という場所に儚い光景を求めているみたいだ。
黄昏の空の下、ひとしきり楽しんだ子どもたちを地上に戻し、空っぽになった空中ブランコ。
このアルバムのジャケットにはもう、一目惚れだった。
これは、去って行った彼女に未練タラタラな男の話。でも自分にとっては、人間に限らず、失われた憧憬を取り戻したい、という無邪気な気持ちを美しいハーモニーで綴った歌でもある。
Tell me where you are and I will find you
And I'll call you when I'm close to let you know...