Beckの2017年作。
前作『Morning Phase』が2002年の傑作『Sea Change』の発展系にして、SSWとしての一つの到達点だったとすれば、本作はどうか?
このアルバムは1999年『Midnight Valtures』の系譜に位置しているのかも。
捻くれていながらとびきりポップでファンキーなあの怪盤の持つムードを継承しつつ、モダンで堂々としたロックを提示した。
彼の魅力の一つであるジャンキーなミックス感覚は希薄で、どの曲も端正に整理されたシャープな音像が特徴的。
なかでもタイトル曲は強烈。
多層的なレイヤードされた音色から放たれるファンキー・ロックの名曲。