Chooning
世界で活躍するピアニスト/作曲家、小瀬村晶の2017年作。 アコースティックとエレクトロニクスを境界なく往来する緻密な音作りはポスト・クラシカル的であり同時にアンビエントとしての表情も持ち合わせている。 思慮深く、繊細で、そして人間的な情動も仄かに感じさせる稀有なアルバム。 自身のピアノ、シンセサイザーを中心に据えつつ、ストリングスの五重奏も効果的に使用。 確かな演奏技術を持ちながらも殊更にそれをひけらかすことなく、淡々と旋律の理想郷のために奉仕するピアノが印象的だ。 この曲は10分近い大作。 アートワークの森の中を彷徨うような静謐な導入から、徐々に視界が開けていくような展開が見事。
ymd