ReMu7040

Re;M

はじめまして、こんにちは。聴いた音楽のことについて感想を書いています。どうぞよしなに。
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(playlist)
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ikire 知らない世界も見飽きた for ReMu7040

穏やかな風のように音が流れてくる。
どんよりとした負の感情だとか、張り詰めた空気感だとかは全然なくて、柔和な空気感で満ちている。
不意に降りかかる未知のモノコトに囚われていた感情を解放して、明くる日に希望を持って迎えることができるような気持ちにさせてくれる。

一寸先闇バンド フレンドゾーン for ReMu7040

暗闇の隙間から、幾つもの細い光のような繊細でポップな音が差し込み、目で見ることができない人との距離を、おそるおそる照らしている。
薄っすらと見えてくるけれども、それが実際のところどうなのかは、やっぱり分からないから、自分が思っている距離感であることを繰り返し願っていく。

sassya- 穿孔 for ReMu7040

暗闇から声が聴こえてくる。
その声からは、殆ど生気は感じられないけれど、張り詰めた雰囲気が漂ってくる。
途切れることなく、ポツリ…ポツリ…と聴こえてくる声は、暗闇へ突き刺さっていく。
その度に、雰囲気は更に張り詰め、それと同調するように声は生気を帯びて力強さを増す。
声が暗闇に突き刺さって空く孔は次第に拡張し、風穴が明いていく。

Depeche Mode People Are People for ReMu7040

機械的な淡々としたリズムと冷たさを感じる金属サウンドの中で、血の通う声が響く。
人は人それぞれ異なる、という当たり前のコトなのに、すれ違い、あまりにも不条理な状況が生まれてしまっていることを、一人でも多くの人に伝えるべく声をあげる。

Melt-Banana Zero for ReMu7040

音飛び、微小ループetcなどの壊れかけた電子機器が重なって奏でられるサウンド。
ノイズっぽさもあって、音の解像度も少しザラザラとした感じ。
しかし、だからこそ、電子的だけど、とても有機的なものに聴こえて、どうにも気持ちが良い。
限られた時間の中を享楽的に突き進んでいくジャンクエレクトロポップ。

CVLTE,Shaka Bose happy. (feat. 釈迦坊主) for ReMu7040

追い詰められ、どうすれば良いのか分からなくなり、無理矢理にでも、自分を正気に保つための、外部あるいは自己圧力によって徐々に狂気に呑み込まれて行く。
退廃的な景色を想起させるサイバーパンク味のあるロックサウンド。

ルサンチマン ニヒリズム for ReMu7040

ギターにも声にも聞こえる、雄叫びの様な感情的なロックサウンドが耳の中に切り込んでくる。
考え過ぎによって、オーバーヒートした頭で、分からなくなってしまった生きる理由について、あの娘?あるいは自分自身?所在不明の虚無主義者に答えを問う。

映秀。 反論 for ReMu7040

歪な正しさが横行したり、マイノリティが虐げられていたりするなど、規律的とされる仕組みによって発生しているエラーとも呼べる不条理が、日々常に巻き起こっている。
そんな状況に反旗を翻すように、エレクトロの音色が溶け込んだ、ギターサウンドのロックに乗せて、反骨精神をぶっ放す。

Kuhakugokko for ReMu7040

ポツポツと細く静かだったり、ザーザーと滝が落ちるように轟々としていたり、ピアノの美しい旋律と凛とした声が混ざり合い、降ってくる。
感情がぐちゃぐちゃ、激しい感情、哀しい感情が混ざり合い収束して、生まれた新しい感情を全力で発散していく。

Seventeen Years Old And Berlin Wall 地上の花 for ReMu7040

今迄抱えてきたモヤモヤとした感情を浄化するように、瑞々しくて、キラキラと眩しい轟音が、あたり一面に咲き誇る。
良い思い出、苦しかったこと、間違いや過ちなどの全てを引っ括めて、歩んできた軌跡を讃えるように。
そして、この軌跡の先での安寧を祈るように。

In Love With a Ghost,Nori Flowers for ReMu7040

アンビエントな美しい旋律と、耳に残るキャッチーさが同居したサウンドが木漏れ日のように降り注いでくる。
まるで、荒れた大地に花が戻ってくるような、失われたものが少しずつ再生していくように感じられて、心地よく響いて、心が落ちついていく。

YUJI NAKADA STONEFLOWER (2021 Remaster) for ReMu7040

何も生えなくなってしまうほどに灼けつく空気、砂塵の様な声が吹きすさび、息も絶え絶えになってしまいそうな環境になってしまった近代。
そんな中をジャズテイストのサウンドが駆け抜けていく。
艶やかだけど、その内には反骨的な精神が秘められていて、この場所で花を咲かせるまで、進むことを辞める気は無いという気迫が溢れている。

Kenshi Yonezu,Hatsune Miku 砂の惑星 ( + 初音ミク ) for ReMu7040

かつての新しいテクノロジーは、多くのクリエイターに光を与え、一つのシーンが生まれた。
多くの作品が世界に配信され、ムーブメントを生み出してきた。しかし、シーンはかつて程の活気は無くなっていて、華が咲くことも減ってきた。
けれども、そこでやる意味は未だ残っているし、それを止めるべきではないということ。
そして、自分はこの場所を旅立ち、新たな場所に身を置くけど、どこもかしこも同様の状況になっているし、お互いに止まらずに進んでいこうというエールや決意が感じられる。

悒うつぼ for ReMu7040

自分が生きている世界の全てのことへの怒りを通り越した諦めから来る、ダウナーで、無気力な感じだけど嘲笑っているようにもポップさもある。
自分がやっている、塵みたいに小さくて、何にも意味がないと思っていることを繰り返すことへの嘲笑いであり、それらが決して無意味ではなく、いつか何らかの形で芽吹くことを確信しているような笑いのように感じる。

downy ゼラニウム for ReMu7040

不穏な空気が集まって出来たような暗雲から
ノイズの雨が降ってくる。
無機質的で、色彩を失った世界で唯一有機的な、紅々と美しく咲く花の光景が耳中に蔓延していく。ゼラニウム
フウロソウ科・ペラルゴニウム属・フウロソウ属の植物
花言葉:「尊敬」
赤色の花言葉:「あなたがいて幸せ」
真紅の花言葉:「憂鬱」

LAMA Ane Mone for ReMu7040

木漏れ日の中で
淡々としている様に見えて
良く良く耳を凝らすと歪な音が鳴っている。
目に見えない人と人との結び目が
徐々に解けていくのを
何とか、何とかしようとしている。
記憶が反芻して
もしもを探しているように思えて
胸がギュゥッと締め付けられるような儚さが募る。

Kaede 飛花落葉 for ReMu7040

知らず知らず、ゆっくりと変わっていたことを夜に向かってしとしとと語りかける。
親しい人に向けているように思えるけど、私には、自分自身に向けているように思える。
今迄過ごしていた環境から、新たな環境に身を置いたかつての自分に向けて。そして、季節を廻ってきた自分に向けて。日々、移り変わっていく中を無事に過ごせるように願い込めて。

Balloon at dawn hanagumori for ReMu7040

春の朧気な空気感を感じる、穏やかシューゲイズ。過去の記憶だとか、思いだとかが柔らかい音によって綺麗な光景として紡がれていくけれど、どこか陰があって、そこに耳がいってしまう。
なんだか、瘡蓋が疼くような感覚に似ていて、過去は綺麗なだけではなくて、傷を伴うものであったことを思い出す。

Arigarnon Friends Green Grass for ReMu7040

 爽やかな風が勢い良く吹き抜けていくようなギターロックが心地良くて、聴き進めていると時にゆったり、時に歌ったり、所々で流れが変わっていく。
 その様は、躊躇い、期待、不安など、色々な感情に遷り変わっているように思える。
 流れは所々で変わるけれど、大きな流れは変わらない。
 最初に吹いていた、爽やかな風、青々とした勢いのある風が吹いている。