私は少しずつ自己批判は (世間では支持されているけれど)なんの役にも立たないどころか、実は、事態を悪化させるだけだということを理解するようになっていった。
私は四六時中自分を責め立てることで、よりよい人間になろうとしていたつもりだったが、実際には「自分は十分ではない, 自分には自信が欠けている」という思いをわざわざ自分で強めて、イライラを身近な人にぶつけていただけだった。 それだけではない。 私は多くのことを認めようとしなかった。
真実を認めたあとに襲ってくる自己嫌悪が怖くてたまらなかったからである。
クリスティン・ネフ『セルフ・コンパッション[新訳版]』P7