“何でも見てやろう、そういって世界の隅々まで出かけて、何にでも鼻を突込んでみる。そういった積極性が、スケールの大きな若い精神だとおもっている若者がずいぶんいる。しかし、すぐにこれは実証されることだが粗雑な思想だ。人は自分の中身に関連のない事物に関しては、いくらその前を通過してもとうてい気づくことはできない。”（『山からの言葉』から）
「とにかく色々と経験してみるのがいいよ」みたいな主張が絶対真のように扱われるのが何となく気持ち悪くて（もれなく教訓的なのも鼻につくし）でもそう思うのも、あまり行動的じゃない自分の自己防衛に過ぎないのでは…？と落ち込む日もあったが、↑でなんとなく楽になれた。