Chooning
天才ラッパーとビートメイカーのリラックスした邂逅。 5lackとOlive Oilのコラボ1作目(2013年)。 多彩にして複雑なセンスを持つ両者だけど、本盤はあえて肩の力を抜いた、チルでメロウな作風を画策。 結果的にこれ以上はないと思うほど、互いの個性が昇華されている。10年代日本語ラップ屈指の名盤だ。 シンプルに美しく揺らめくビートのループがセンチメンタルを誘発するこの曲はメロウ・ヒップホップの真打ち。 5lackのルーズなフロウは終始まったり「適当」な雰囲気だが、決して堕落的ではない。 過激であること、シリアスであることが是とされやすい日本語ラップにおいて本作は特別な輝きを放つ。
ymd