スライドギターの名手として知られるブルースマンBen HarperがThe Innocent Criminalsなるバンド名義でリリースした1999年作。
ディープなブルースのみならず、カントリー、ロックンロール、ソウルなどをごった煮したミクスチャー・サウンドは渋さの中に激情を覗かせる。
ザラザラしたような汚した音作りはヴィンテージ趣味そのものだけど、全体のプロダクションはモダン。
泥臭いが意外とスッキリまとまった音像だが物足りなさは無い。
本盤を聴く理由はこの曲にある。
ネオソウルからの影響が感じ取れる、音の隙間からグルーヴを生むスローナンバー。
甘美的なファルセットが狂おしい。