Chooning
1969年のソロ1作目以来、姿を消していた早川義夫は1994年に復活を遂げ、2000年まで精力的に作品を発表し続けた。 本作(1996年)は全6曲がピアノ弾き語りのミニアルバム。 大半の曲が翌年の『恥ずかしい僕の人生』で再録されているが、匂い立つような生々しい迫力は本作にしか存在していない。 ある種コンセプト・アルバムで、(実話と思われる)若い女性との情けなく・やるせない性愛を赤裸々に描き切った。 許されぬ愛に悶え、嫉妬に狂い、別れ、後悔する様を、絞り出すような声と叩きつけるピアノで歌う。 内面に渦巻く情念が高純度で曝け出されたこの歌の数々は、エモさを遥かに凌駕して暴力的ですらある。
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