雪解けの頃になると聴きたくなる大貫妙子さんのこの歌。歌い出しは「冬空に架かるRainbow」なので春を待つ冬の歌なんでしょうけど、ここ北海道では虹は秋の風物詩。乾燥した冬場に見た記憶がありません。そもそも、暖冬でなければ冬に雨なんか降りませんから、雨上がりの虹なんて望むべくもないのです。
辛い冬を耐えて明るい春の兆しを待つ歌は少なくありませんが、冬を愛する私としては、辛い時期を冬に喩えるお決まりのパターンがどうにも解せません。
春先は殺風景で、むしろ寂しく感じるくらい。とはいえ、百花繚乱の本格的な春を待つワクワク感は、この時季ならでは。暖かくなったら、街を飛び出して野へ山へと出かけようっと。